ライフスキルの学習 成功体験に復讐される理由

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ライフスキルの学習 成功体験に復讐される理由
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ライフスキルの必要性はいうまでもありません。

それにしても、2010年を目前にして、世界的な不況。しかし他国は状態を好転に向かっています。
いまほど日本人と日本のビジネスに、ライフスキルが必要とされる時代はありません。

安さと質の高さが求められる時代にあって、私たちは接客力をあげる必要性を知っています。
突破口として、あらゆる業種に求められているといっても過言ではありません。


ところが、まったく同じ事象が起こっても、反応が全く違うのは、なぜでしょうか?

「観る→なぜ→どうする」の手順は同じでも、その内容が違いすぎるのはどうしてでしょうか?
あるものはピンチと認識し、あるものはチャンスと判断する。
起こった事象をどのように認識するのかは、ライフスキルの身につけ方が違う個人の判断で、認識の仕方で行動が決まる。
成功体験に復讐されるという言葉がいかに認識が思い込み、固定観念、主観に左右されるかを物語っています。

人は考え、判断し、行動を選択するときに、何かを基準にします。
個人的な思い込みを基準にするか、原理原則を基準にするか、その選択で、行動が変わり、結果も変わります。
過去の出来事でフレームワークするのと、原理原則でフレームワークには大きな隔たりがあります。

過去の出来事によって作ったフレームを通して事象を認識し、世の中を見続る限り、過去が自分たちの現在と未来の両方を支配し、決定するのを受け入れたことを意味します。
それは過去の再現を繰り返すことを意味します。成功体験に復讐されてしまう理由もここにあります。自分の思い込みを現実だと錯覚して、錯覚を確信に変えてしまうのです。

新しい事象が起こったとき、過去が良いか悪いかといったことは、マネジメントする時に基準にすることではないことを絶対に忘れてはいけないのです。


自分が立てた仮定をテストすることもなく、絶対の真理であるかのように使えばどうなるか?
思い込みという間違った仮定は、「観る→なぜ→どうする」を機能停止させ間違った判断を導きます。
こうした態度をとり続けることで、事実ではなく、テストもしていない認識で自分だけの現実を作りだしていないか用心深くチェックする必要はいつどんな時にもあります。

間違った仮定を立ててしまうことで、するべきこと、してはならないことについて間違った判断を下すのは当然の結果なのです。その結果、「わたしの現実」が作られます。作ったのはもちろん「わたし」なのですが、それに気がつきません。

この態度が、問題をさらに間違った方向に導きます。
自分が作り出した現実を現実として扱えば、改善はほぼ永遠に不可能になります。
注意すべきことは、個人個人ライフスキルの修得度が違う「わたしの現実」は固有のもので万人の現実ではないことです。

ビジネスはコミュニケーション力です。というのも、人は「わたしの現実」に疑うこともないままに振り回され、コミュニケーション力を弱めてしまうからです。
ビジネスを成功させる上で、もっとも重要な能力は「客観的に自分を観る能力」です。
ライフスキル、この能力はIQ以上に重要です。

私たちのフレームがもっともひどく歪められるのは、起こった事象を認識する時よりも、自分自身を見る時です。自分自身を現実的・客観的に見ないために、自分がどんなかたちで仕事上の経験に影響を与えているか、完全なまでに見逃しています。
そのために、自分がその出来事の原因を作っているということにはまったく気づかないまま、
起こった事象に対処する際に、新たに問題を作ってしまうということが起こってきます。
ライフスキルの不足から生じる思い込みの連鎖が止まらないのです。
その証拠は、同じ業種であっても、その会社の風土やコミュニケーションの方法も全く違うという真実に観る事ができます。

自分が認識していないことは変えようがないという事実には疑いの余地はありません。
たとえば自分は算数の場合、自分は算数が苦手だと認めない限り、算数の勉強の必要性を認める事はなく、勉強の機会は自らつみとります。
認めない限りずっと苦手なままです。さらに厄介なのは単に苦手ということでなく、自分の能力不足を信念のレベルで否定していることです。自分が自分を叩きのめしているのです。

思い込みの怖さを考える意味で、思い込みの際立った事例を挙げましたが、この態度によって自分がどんなかたちで仕事上の経験に影響を与えているか、見逃している見本なのです。

さらに厄介なのは単に苦手ということでなく、自分の能力不足を信念のレベルで否定していることです。自分が自分を叩きのめしているのです。
思い込みの怖さを考える意味で、思い込みの際立った事例を挙げましたが、この態度によって自分がどんなかたちで仕事上の経験に影響を与えているか、見逃している見本なのです。

物事の見方を柔軟に変えるスイッチチェンジができる条件は、自分に対して誠実、率直、対等(卑下しない)、自己責任(自分が決める)という人間尊重の精神を発揮することです。自分が決めるとは、おそらく会社に入社するより遠い以前に誰かによって思い込まされた過去との決別を意味しています。
自分を尊重することが他者を尊重する動機になります。WIN-WIN(ウィンウィン)へのはじまりです。

WIN-WIN(ウィンウィン)を求めることが、どれほど自分や周囲のひとの救済になるか、じっくり考えて自分のものにしたいものです。

安さと質の高さが求められる時代にあって、私たちは接客力、交渉力を強める必要性を知っています。
しかし、それがどれほど自分や自分たちのパートナーにとって、有意義なことなのか、本当に知っているか。そのことを本当に語り合う機会を少しでも多く持つ事が大切か、理解したいものです。

いまほどライフスキルが求められる時代はありません。


じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン

ブログ「ライフスキルで自分を動かす」は、じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタンの重要なポジションにあり、ひとが自分の力を育み、自分のしたいことを叶えるためにライフスキルやモチベーションについてのアプローチをしています。ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。



心斎橋 BIG STEP クラブウエストから撮影


日本全国男前プロジェクト
【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために【アサーティブを学ぶ】
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト
ライフスキルで自分を動かす