ライフスキルの基礎である【健康力】

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ライフスキルの基礎である【健康力】
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健康力

健康力は、ライフスキルの内の自己認識スキルが反映されたものです。ライフスキルを強化するうえでも、まず何よりも大切にしたいものです。

自己認識は自分の考えや感情を客観的に認識できるスキルです。
個人の時間だから、テレビみようが、マンガ見ようが、音楽聴こうが自分の自由だろうということで、深夜遅くまで楽しむ人がいます。

楽しむことは大いに結構です。賛成もしますが、毎日の中心を仕事におくのか、プライベートな時間におくのか?意識をしっかりしておくことが大切です。

年齢に関係なく健康に無頓着な人がいますが、実際には少し体調を崩しただけでも、気分は優れないものです。
具合が悪い箇所に意識が集中し、さまざまな障害が出てきます。

睡眠時間が少なく、ボーッとしていて、午前中は自分の才能が使いものにならない人がいます。疲れていると仕事の質が落ち、ミスをして、混乱が生じます。

・やる気がなくなる
・集中力が出てこない
・思考力が鈍る
・根気が続かない、
・ささいなことで落ち込む
・不安になる
・ミスが増える

気力が低下した状態で、ムリをすると、ますます体調がおかしくなります。しかも疲れを我慢していると、感情的になり、周囲の人に八当たりしたり、反発的な態度をとるようになることも少なくありません。理不尽な態度に映るので、今度は相手は不愉快になり攻撃的になります。コミュニケーションに破綻が生じます。こんなことを繰り返すと心身ともに悪循環に陥りライフスキルが育むことも困難になります。
しかも自分だけでなく周囲の人も巻き込んで楽しくなくなります。自分が機能しないばかりか、 事故でも起すと、人や財産を傷つけたりします。自分の生活とライフスキルだけでなく、周囲の人の生活とライフスキルをおかしくしてしまいます。

日々の暮らしも、仕事も、常に危険と隣あわせにあります。他人が自分を、あるいは自分が他人を、危険な目にあわすことは、いつ何時起こるかもしれません。
転ばぬ先の杖 、未然に防ぐには、頭と身体をベストなコンディションにして仕事に臨むことです。

逆に、体調がすこぶるいいときは、やる気満々で物事に臨む事ができます。
集中力や持続力を発揮して意欲的に仕事を進めることができます。
障害があっても、ちょっとやそっとのことでは挫けない、プラス思考ではねのける元気もわいてきます。
周囲の人とのコミュニケーションもスムーズになります。
多少ムリをしても心身の元気は保たれ、好循環を生み出してくれるのです。
実は自分が自分の体調で良い環境を作っているのです。いまの環境だけでなく先々の好ましい環境まで自分が用意していることになります。

ライフスキルを育み、自立を後押しする基礎となる健康力を維持するために、どんなことを心がければいいでしょうか、ポイントは三つです。

・睡眠と食事は健康の基本
・定期的な健康診断を受ける
・気力のある毎日を過ごす


■睡眠と食事は健康の基本

スポーツジムで健康力を増強する人、身体を鍛える人が増えていますが、効果が出るルールがあります。

1)早寝早起き
2)バランスのいい食事
3)日常生活での自然な運動
4)そしてジムでの運動

■ 早寝早起き
睡眠不足は不健康な日常のはじまりです。睡眠時間を多くとっても午前0時を越えてからと、それ以前に就寝するのでは効果が違います。
当たり前の事を当たり前にしていないと、お金と時間を費やしても、効果は出ないのです。運動効果が出るのは一番最後です。睡眠時間も仕事の一部だと考えましょう。

■ バランスのいい食事
バランスのいい食事とは、ぜいたくな食事ではなく、栄養のバランスを優先したもの
で、油、添加剤の少ないものを心がけましょう。不規則、食べ過ぎ、飲み過ぎに注意
します。

■定期的な健康診断を受ける
体調不良を感じていなくても、どこに病気が潜んでいるかわかりません。自動車に二年に一度の車検が義務付けられているように、人間の体にもメンテナンスは必要です。
それに、万が一"病気の芽"があったなら、早期発見.早期治療に越したことはありませ
ん。

■気力のある毎日を過ごす
老若男女を問わず「仕事なんてしたくないなあ」「どうにもやる気になれないなあ」といったネガティブな気持ちになったり、ヒマで緊張感のない毎日だったりすると、たちまち病を呼び込んでしまいます。
目標をもって緊張感のある生活をしていると心と脳と身体を使いますので、張りが出てきます。さらにいまこの瞬間に集中すれば忘我の境地に達します。
つまり自我のない状態になりますので、周囲とのコミュニケーションも自然に調和がとれ、ますます活性化します。
年配の人が相当なムリをしながらも、風邪一つひかず暮らしているのは、次から次へと緊張感を失わずに、スケジュールを埋めなが、喜んで仕事をしているからです。
目的をもっていることが健康に貢献しているのです。

■仕事はチームワーク
仕事は内部・外部含めて「チームワーク」でしています。自分の与えられた役割を正しく果たすことが、自分の義務です。
仕事は自分の時間だけを切り売りしているわけではありません。正社員でもフリーター、自営業でも同じことです。チームワークを損なうようなことをしてはいけないので、万全のコンディションをキープしたいものです。
そのためには、常に良いコンディションで、仕事に臨む事が、義務であり、自分が自由に生きる準備なのです。
それにしても仕事をしていると、睡眠不足、運動不足、なにかと不健康な日常になりがち。時には夜遊びをするときもあります。
だから仕方がないで終わるようでは大人とも、プロフェッショナルとも言えません。
思うようにならない難しい状態をそれでも、何とかやりくりして健康を維持するのも、自分の技です。

実際に多くの人は、出張や外食、残業などの不規則が多いので、なかなか大変ですが、意識して健康によい生活を心がけています。
朝疲れていてボーッとしている 、そういう時こそ、自己表現の場です。ベスト・コンディションであるかのように、ひとつひとつの作業に集中した行動で自分の与えられた役割を正しく果たします。

ひとつひとつの作業に集中しているとコンディションも回復に向かいます。
身体は気持ちに左右されることも知っているので、使命感と得られる喜びがあれば、体は柔軟な対応をします。メンタルタフネス力を忘れないのも健康力です。

「健康力」はすべての中心的な力です。
心身の健康がライフスキルを育みます。ライフスキルの充実は人生、仕事、自由時間の好循環を生みます。周囲の人にも良い影響を与えます。



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