メリットとデメリットを知るライフスキル - ライフスキルで本当の自分を動かす

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【62】メリットとデメリットを知るライフスキル

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WHO（世界保健機構）が「ライフスキル」を定めた理由は、薬物やアルコールなどで人生を台無しにすることへの懸念と対策でしたが、ライフスキルは誰にとっても欠かせない10のスキルです。
IQは社会的な成功を約束するものではありませんが、充実したライフスキルを修得することは成功を約束するといっても過言ではありません。
なぜなら優れた対人関係に於けるコミュニケーション・スキルは社会で生きるうえで、交渉力、分析力、連帯力、さらに共同体との調和力に好ましい影響を及ぼすからです。
社会で必要とされるのは、他者を支配する能力ではなく、共通の目標に向かって説得し、意欲を引き出す能力です。
それ、つまりモチベーションを高めるには他者にとってのメリットを提案できる能力が欠かせません。
どこをどうすれば満足を高められるのか、を具体的に伝えることができる力は、
周囲に勇気と希望を与えることから、周囲の支持を集めることにつながります。

その力は、ライフスキルのもっとも基礎的なスキルである自己認識から始まり、共感へつながり、さらには自身の倫理観を高めます。

ひとは自分でも認識していない感情があります。ですから目標に向かい取り組むには気持ちの整理が欠かせません。
心の整理ができていないままに、なんとなくスタートすると目標も曖昧になります。

目標が曖昧だと自分の判断も曖昧になり、行動もそうなります。
生き物のような微妙なことが多い恋愛だと大事な局面での判断ができず自分の魅力を輝かせることができなくなります。
女性はデメリットを次から次へと引っ張り出して考え抜くことで心の準備をするひとが多いようです。
考えている間にチャンスを逸するリスクもありますが、真摯な交際を考えるなら、リスクにはならないでしょう。
プロセスに共感してくれるような相手と出会いたいと考えるなら大切なことです。
あやふやな気持ちのままにズルズルと交際して、輝きを失うよりはいいでしょう。

仕事、恋愛、日常のいろんなこと、考えている段階では、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのか、上の図のように書き込んで、マトリックスにして整理すると判りやすくなります。

1) 現在の状態のまま場合のメリット
2) 現在の状態のまま場合のデメリット（気がかり）
3) 目標達成した場合のメリット
4) 目標達成する場合のデメリット（気がかり）

メリットがはっきり判ると心の整理ができます。

このマトリックスは、交渉ごとの整理をする場合にも使えます。
そこで必要、達成したいと感じたら、いよいよ考えている段階から準備へ進みます。
次の STEP 3. 準備の段階に進み,ライフスキルを引き出すようにします。

じぶん力を発揮するにはモチベーションの高さは重要ですが、高めるためにはライフスキルの力を借ります。
ライフスキルのバランスがいいひととそうでないひとの差による意欲の違いは明白です。

もチベーションを高める上で、ライフスキルのひとつである自己認識スキルが重要な役割を果たしています。