これだけはやるル−ルを作る

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン
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【53】これだけはやるル−ルを作る
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集中力を確かなものにするために、注意力を以下の項目に使ってみてください。
1) 成功のイメージを描く
2) 優先順位を策定する
3)習慣リストを作る
4)自分の行動のプロセスに関心を持つ


1)成功のイメージを描く
達成したときの自分の気分、周囲の人の自分を観る目を想像します。
それを文章化して、いつでも見直しができるように記録します。
成功のイメージを描くことで成功への欲求を強めます。

2)優先順位を作る

3)習慣リストを作る
焦点が定まらない一番の急所は時間管理です。
ほとんどの人は忙しいと感じていて、時間が不足していると思っています。
それにしても実際には時間の不足ではなく時間の使い方にあります。
成功への欲求を強めて注意力を働かすと、有効な時間管理を実現する力になります。
具体化するには毎日することのリストを作って必ず実行します。
日々の用事や雑用を優先にして、毎日することが隅に追いやることが多いと目的の達成はできません。

毎日することをコピーして毎日消しこむようにすることをおすすめします。
続けると習慣化され、目的達成は容易になり、成功のイメージは日々具現化され勇気がわいてきて、行動が行動を生みエネルギーは強くなります。

次の表のように、今日することを、どのようなレベルの気持ちで取り組むか、自分の決心ともに書き込む方法もあります。
今日の部分を今週、今月と応用して目標を書くこともできます。

表を使う目的はゴールデンルール「決めたことは責任をとる」「あきらめずにやり抜くこと」など自分との約束を果たすことにあります。

●自分と周囲の人を尊重し励ます
●プロセスに注目する 
●決めたことは責任をとる
●できるまでやる
●いまこの瞬間に集中する
●理想と現実の差をうめる目標を選ぶ
●感情的な行動をしない

  テーマはシンプルですので、焦点も合わせやすくなっています。

● 最低これくらいはする
● なんとかできる
● がんばればできる

毎日、基準を主体的に決めて、具体的な取り組み内容を決めて行動することで、目標設定能力と実行力を養います。
テーマと設定した内容を達成するために、日常の行動をどう変えたらいいのか、変えるべきか、考える機会を作ります。
書いただけでは効果は出ないので、強い関心と実行力がポイントです。


4) 自分の行動のプロセスに関心を持つ
結果は大事ですが、自分や目標達成のために、行動しているプロセスが結果につながります。
結果にこだわっても結果に囚われないことが、じぶん力を発揮するコツです。
習慣リストをこなすことで、目的に集中しているプロセスを重視してあげられるようになります。
行動がズレないように見守りコントロールすることが、目的に向かう行動の継続になります。

1) 成功のイメージを描く
2) 優先順位を策定する
3)習慣リストを作る
4)自分の行動のプロセスに関心を持つ
以上、4つの項目の実行に注意をして行動します。

 これらが実行できない。時間管理が難しい。というひとは少なくありません。
時間管理を教える書籍、手帳の使い方やスケジュールの組み方を教えるものがたくさん出ているのは、実行できないひとがそれだけ多いことを意味しています。
読んでも実行できないのは、意志に反して隠された動機が働き、注意力が思うように機能しないで焦点がズレてしまうからです。
その隠された動機の方が、意志すること以上に本人には重要だからです。
隠された動機の重要度は価値に関係ありません。
無価値であっても心が動いてしまうのです。

冷静で客観的な判断によるメリットとデメリットの再整理をおすすめします。
デメリットであることに気がついたらやめるかも知れません。
それにしても、タバコのような例もあるように、気がついてもできないかも知れません。
一度しかない自分の人生における選択なのですが、分かっていてもできないのは、
「自分にはできない」「努力しているがどうしても無理」を言い訳にして行動しないひとがいることです。
つまり、追い込みが足らないひとです。
「できない」という結論を早く出して、言い訳に変えてしまいます。
言い訳に変える方が我慢するより楽だからです
 言ってみれば手抜きですが、手抜きで楽したつもりでも自尊感情を弱めることに気がつかない。そっちの方がダメージも大きい。
 左の窓には堤防の壁しか見えないけれど、右の窓には碧い海が広がっている。
しかし、左の窓を見つづけている。
あるいは、あめ玉一個手に入れた代わりにデコレーション・ケーキを手放す計算です。
 それを知っているのは本当の自分です。
本当の自分は隠された動機にいじめられている。
それを見て見ぬ振りをしている自分がいて、本当の自分は悲しそうなまなざしでじっと見ている。
 こうして本当はひとつのはずの自分の意識が相反する形でバラバラになることからストレスになります。
自己トレーニングとして、瞬時に目的に焦点を合わす訓練を自分で自分にO.J.Tをする方法もあります。
考えるスキを与えないことで我慢する力を育てます。
与えたらまた本当の自分をいじめるからです。

■ 考えないようにする技術

考えるスキを与えないようにしても考えてしまう場合には、考えないようにする技術を使いましょう。
学校で「考えることはいいこと」という刷り込みをされていますが、考えて仕方のあることと、仕方のないことがあります。
 禅では考えても仕方のないことは考えないことを推奨しています。
考えても仕方のないこととは、考えた末に結論を出しても、それが現実に反映されることのない場合です。
あるいは結論がすでに出ていて、いくら考えようが、議論しようが、もとからある結論を変えようとしない場合です。
但し、出ている結論が間違いないかを検証する目的で考える場合は、検証によって結論の変更があり得るのでこれに該当しません。

では、考えることとはなんでしょうか?
考えることはありません。ただひたすら打ち込むこと。
打ち込んでいたら自分が打ち込んでいる対象とひとつになり、自我も消えてしまう。
この状態が「只管打坐」の状態、つまり、いまこの瞬間に打ち込んでいる状態のことです。
 


「この問題をどう解決するか」というような命題が出された場合は、考え出す前に、考えることを意識します。

それにしても、考えて仕方のないこと考える場合は、気がつかない間に考えているものです。
ですから、気がついたときにストップをかけないといけません。
そこで考えるのやめたといえるひとは達人です。
たいていは「隠された動機」が働いてズルズル考えます。
負のモチベーションがどんどんアップしていく。正のモチベーションをあげるときには考えられない勢いです。

そんな時、どうしたらいいのでしょうか?
まず考えたとして、出た結論をどうするつもりなのか、検討します。

彼はどんな人間なのか、なにを考えているのかについて考えたとします。
「彼は怠け者で感情的な行動の多い人間だ。彼と結婚してもロクなことはない。」
仮にこのような結論が出たとして、彼とどうするつもりなのか。
そのときに、自分に“違う結果であれば、どうするのか?”と問い直します。

「彼が働き者で落ち着いたひとだ。彼と結婚したらいい旦那さんになってくれるかも知れない。」
こういう結果が出た場合、結婚する気なら考える価値はあります。
しかし、どんな結果が出ても現実に反映されることがなにもなければ、考えても仕方のないことです。
ひとの噂話というのは、殆どこの範疇です。
それを考えて一体どうするつもりなのか聞かれも、「いや別に」としか答えようがありません。
典型的な事例が、芸能人など特殊な世界のひとの噂話なら尚更です。
考えても仕方のないことのサンプルだといえます。

自分が何かを考え始めていたら、それを考えてどうするつもりなのか、最初に確認するようにすれば、考えて仕方のないことを考えるミスをストップできます。

同じように先の準備をするために、先のことをアレコレ考えるのはいいのですが、考えるだけなら意味のない取り越し苦労でしかありません。
その時間は「使わなかった人生」に他なりません。
人生を使いきるようにするために、考えて仕方のないことは考えないようにしたいものです。
結論を先に発見しておいてから、逆算して考える必要があるかないかを見極めるようにすれば貴重な時間の節約になります。
時間の節約は、節約しただけでなく、考えて仕方のあることを考えられる点が大きいのです。

それでも、ひとは考えてしまうのものです。
注意力をもってしても、考えてしまった、その場合は後述する【考える技術】で述べている帰納法を使うことで、有効活用できますので、是非帰納法を使う習慣を身につけてください。

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ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています


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