基本的なPAC交流パターン

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン

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【40】基本的なPAC交流パターン
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ひとはPAC交流の基礎となる基本的な交流パターンを持っています。

● 自分はOK,他人もOK(自己肯定、他者受容)
● 自分はOK,他人はNO(自己肯定、他者否定)
● 自分はNO,他人はOK(自己否定、他者肯定)
● 自分はNO,他人もNO(自己否定、他者否定)

励ましができる人の基本的な交流パターンは、「自分はOK,他人もOK」です。
自分も周りの人もそのまま肯定して受け入れることができます。
「自分はNO,他人もNO」の人は励ましが苦手でオープンな交流が苦手です。

人は誰しも以上の4つのどれかを基本的な交流パターンとして持っていますが、この交流パターンの上に、先に説明した三つの心を乗せた交流します。
ですから、「自分はOK,他人もOK」の構えのひとは平行する交流を自然に行えますが、「自分はNO,他人もNO」の構えのひとは平行する交流が苦手なため、どうしても交叉させてしまいがちで、特に親しいひとの間では顕著です。
そのため、構えはさらに複雑化する一方、より明確な構えが出来上がっていきます。

基本交流パターン+PAC交流パターン=人生の構え

人生の構えにおいてひとは、自分と周囲の人を巻き込んで、犠牲者、加害者、支配者などの役割をそれぞれ設定し、ドラマのようにストーリーのある展開と関係を無意識に作り上げます。
ストーリーのある展開には、目的があり、その目的が達成されるように、仕掛け、役者(役割)、平行的交流、交叉的交流、主役の登場(加害者と犠牲者)、混乱、結末(破綻)と進んでいき、目的(破綻)が達成される手はずになっています。
目的が破綻になっているのは、展開のプロセスに交叉的交流が含まれているからです。
交叉的交流が物語のクライマックスに待ち受けています。
アクション映画には正義のヒーローが登場しますが、悪者がいないとストーリーが成立しません。
それと同じく破綻のストーリーにつきあう相性のよいひとが存在しないと、ストーリーは作れません。

たとえば「スキなタレントは?」と聞くと、個々それぞれに答えが返ってきます。
惹かれる理由は自分でも分からず言葉で説明できないことが多いものですが、個々の背景にある「生きる構え」から発信するそれぞれのオーラを嗅ぎ付けて接近しているのです。
類は類を呼ぶと言います。見た目は全く類が違うようでも、内面的に同類あるいはプラスとマイナスの関係にあります。


DV (ドメスティック・バイオレンスdomestic violence)とは、同居関係にある配偶者や内縁関係や両親・兄弟・親戚などの家族から受ける家庭内暴力のことですが、親を選べないこどもの場合は仕方がないとして、配偶者の場合は選べます。
つまり相性が合うから選んでいるといえます。
以前はそんなことはなかったとよく聞きますが、その兆候は性格の一端として以前からもあったはずです。
配偶者として選ばないひとは、惹かれるものがなく交際もしていないわけです。
この段階の人間関係は、なぜか惹かれる、惹かれないという無意識のレベルですが、無意識も意識の内なので、惹かれないひとはDV性も含めて惹かれていないのです。
つまり磁気のように惹きつけあう要素があって配偶者を選んでいます。
それと同じように破綻のストーリーの役割を担うために参加してきます。


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