自律心のためのPDCA=GRAW

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン
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【19】自律心のためのPDCA=GRAW

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働き方は企業文化そのものであり、ブランドの実態となるものです。
働き方の創造は、人材育成のあり方と連動しています。
つまり人材育成のあり方が企業文化のレベルとして浸透することが会社作りそのものです。

その真実を知るのは、お客さまです。
言い換えると、会社や店は、お客さまと作って行くものであるといえます。
お客さまと作っていく作業は可能性の挑戦に他なりません。
リピートによってお客さまとの恊働は可能になります。
一度や二度の取引ではなにも分かりません。
互いに分からない状態で恊働はできません。
つまり何度も、何度も来てもらう、購入してもらうことを繰り返しながら創造していく。
これが原点です。そこから可能性を求めて行く。
潜在している力をどのように引き出すか、働き方の追求であり、人材育成の追求です。


若者が重要な立場を担うようになってきています。
その一方で、ライフスキルつまりコミュニケーション・スキルの不足が目立ちます。
コーチングは、ひととの信頼関係を築く技術としてもてはやされています。


コーチングとはCoach(馬車)を語源にしていて、「大切な人を目的地まで送り届ける」というのが意味です。
日本人にしたら新鮮に聞こえても、英語で考えると驚くような意味を持っているわけではありません。つまり過信は禁物です。


マネジメントやコマンディング、ティーチング同様に、言葉の背景にはアメリカの歴史が内包されています。

ですから国内におけるコーチングの定義はさまざまです。
にもかかわらず脚光を浴びるのは、人材育成の成功した事例の集積から共通点を発見、科学的な観察と検証の結果をまとめたスキルだからです。
その上で定義づけると、自他肯定の精神に則って相手の持っている能力と意欲を引き出し、目標達成のサポートをするコミュニケーシヨン・スキルといえます。

コーチングの考え方には、ライフスキルの基盤である自他肯定の精神が貫かれています。
なによりも注目するべき点はそこにあります。



▼次の表は、コーチングと旧来の日本型の主な比較です。

 
古い型のリーダーシップ
基本 気付かせる 学ばせる 指示する、教える
答えの持ち主 本人 リーダー、上司
態度 傾聴、質問 指導、指摘
求める性質 主体性 従属性
マネジメント P-D-C-A(GRROW) P-D-C-A
ポイント 長所を引き出す 問題点を見つける
評価の視点 結果と併せてプロセス重視 結果、成果重視



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