ゴールデンルールで自分をコーチング

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン


ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。

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【11】ゴールデンルールで自分をコーチン

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ある人にできて、ある人にはできないというのは、できない人が悪いわけではなく、できない人のしていることに間違いがあるからです。

たとえば弓や射撃はどうでしょうか。
的を射ようとするなら、矢なり弾丸を飛ばすまでの過程が正しければ、必ず命中するようになっています。
最終的には、標的を見なくても、当たります。
あるいは標的を観るのはプロセスのひとつにすぎず、それのみが特別に重要な行為でなくなります。


つまりプロセスが正しければ、求める結果は必然だということです。
それは禅の教えにも通じていて、ほとんどのことに通じる道です。
プロセスを間違えている限り、偶然を望むしかありません。
結果オーライ主義がこの態度です。
マネジメントのあり方として否定されるものです。
「良きにはからえ」の結果オーライ主義が蔓延するのは、依存的な態度が横行しているからです。


働き方とはプロセスそのもので、技術つまり具体的な方法と心のあり方(心がまえ)の2つの側面があります。
やる気は、この2つが揃って起こりますが、技術がなくても心のあり方によって起こります。
たとえば、できるまでやり続けるという立場に立てば、できるようになるために必要な技術はやがて身につくものです。


会社などで「あれをしてとけ」、「これをしておけ」。
ほとんど指図しかしない管理者やお客さまのもとでは、人は育ちません。
人は辞めたくなります。
人は誰でも存在価値を認めてもらいたいからです。

指示は説明が必要なので、ほとんどの場合、すぐそこにある将来と現在がつながっている説明をします。
さらに丁寧に説明すれば遠い将来との因果関係を説明することになります。
いまと将来の間には、必ずひとが立っていて希望が脈打っています。


指図にはそれがありません。
指図はひとから希望や未来を奪った態度です。
将来のビジョンを示さないリーダーのもとでは、やはり人は育たず、モチベーションが高まらず、人は辞めていきます。


ここまで、上司と部下のスタンスで説明してきました。
この上司を「なりたい自分」、部下を「いまの自分」に置き換えて考えてみてください。
なりたい自分が、あれしろ、これしろ、それもできないのか、またさぼっているのか。
このように指図と注意にあけくれていたら、いまの自分はどうなるでしょうか。
疲れてしまいますね。
いまの自分に必要なのは励ましです。
プロセスへの注目なしに励ましはできません。
つまり、なりたい自分はいまの自分とプロセスを共有しなければ、励ましはできません、



プロセスを共有するとは、働き方や達成するための具体的な計画を共有して、決めたことを決めたように、アクシデントがあれば調整することです。
その基本が「働き方」です。 
どのような働き方をするのか、それは特別な日に語られるものではなく、毎日話題になることです。
リーダーが語るもっとも多い話題となります。
同じようにあなたはあなたに対して、どのような働き方をするのか、どのような学び方をするのか、どのような生き方をするのか、あなたに語り続けます。
価値観はこうして自分に定着していきます。
この価値観が行動に反映されたとき、価値観はライフスキルと呼ぶものに変わります。


なりたい自分はあなたのコーチです。
あなたの声に耳を傾けて聴き、あなたを目的地に運びます。
そのために、あなたと目標を共有します。
あなたはそれに応えなければコーチは困り果てます。
あなたはゴールデン・ルールを守ります。
守れないときは、考えないで守れるようにします。
ただひたすら、行動することが、唯一守る手段です。



ビジネス、スポーツ、教育などあらゆる分野で、プロフェショナルが存在します。
プロフェッショナルには部下を持つひとと、そうでないひとがいます。
部下を持つひとをマネジャーといいます。


マネジャーは部下使って目標達成をしますが、部下を持たない一匹狼のプロフェッショナルは自分を使って目標達成します。
つまり個人生活において、あなたは一匹狼のプロフェッショナルといえます。



協力者としてパートナーがいたり、友人がいたりします。
しかし、自主自立が基本ですので、依存することなく、良いコミュニケーションをとることで大切にしましょう。
助けを求めることと依存することは似て非なり。まったく違うので間違わないようにしましょう。
簡単に言うと、自分でできることをするひとが求める助けは助けですが、自分でできることをできないと称してしないひとが求める助けが依存です。


ゴールデン・ルールの共感度が高いほど、周りの人は強い味方になります。
そのひとたちとは、よろこびや悲しみも共有できるので、自然な励ましも共有できます。
ゴールデン・ルールは個人のルールの範囲を超えて互いの勇気に影響を与え合います。


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