思うように自己実現ができないのは、どうして?

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン

ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、ひとが健全に生きて行くために世界保健機構が定めた「ライフスキル」を仕事を通して身につける方法についてレポートしています。
ライフスキルは、生きる力であり、技術です。
人は基本的な生きる構えの影響を受けていて、ひとによって不足、アンバランスがあるものです。ブログ 愛ピDIRECT「ライフスキルで自分を動かす」は、「ライフスキル」の不足を補いバランスを調整するために仕事、学業、人生の大事な場面などの機会を通して身につけることをめざしています。
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第1章 モチベーションを引き出す手順
【1】思うように自己実現ができないのは、どうして?
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自己実現を希求する人にすれば、ビジネスも、勉強も、遊びも、スポーツでも、本当の自分を外に出すためのツールみたいなものといえます。
その理由は広く認知されているアブラハム・マズロー欲求段階説から見えてきます。

世の中には自己実現でない成功もたくさんあります。
世の中の一般的なものさしでは、成功しているように見えても、当人は違うことを求めているということもあります。
これでは本当の意味での成功とは呼べないと思います。
自己実現こそ成功と呼べるわけで、成功は他者と比較できる性質のものではありません。

さて、興味深いことに、ほとんどの人は「自己実現したい、目標を達成したい。」と言います。
自己実現したくない、目標を達成したくないなんて聞くことがありません。
なのに、自己実現ができない、目標が達成できないのは、どうしてでしょうか?
「やりたいけれど、考えるだけでいやになるんだよね」という言葉も耳にします。
「総論賛成、各論反対」の政治家の先生のようなことが起こってきます。

では自己実現ができないのは、本当に能力がないからでしょうか?
たばこをヤメたいと思うのに、なぜたばこがやめられないのでしょうか?
能力の問題なのでしょうか?そうではないですよね。
意志が弱い?強い弱いの問題でしょうか?必ずしもそうとは言えません。

思えば、自分の気持ちが自分の思うように動かせないとはヘンな話です。
自分がしたらいいだけのことなのに、どういうわけか自分の願うことができない。
別に束縛されているわけではないのに。

自分の脳で思うことを邪魔しているのは、なんでしょうか?
自分の「気持」が邪魔をして、自分の「考え」が通れないようにしているのです。
自分のしたいことを、自分がどのようにして邪魔しているか、考えてみましょう。
自己実現を妨げる問題のある行動には以下のようなことがあります。

自己実現を妨げる問題のある行動

・目標を達成するための行動を想像するといやになる。
・成功するやり方を聞いたり考えたりしたが、実行はしていない
・そのやり方は過去にも取り組んだが、いつの間にか元のやり方に戻った。
・自分の習慣は、良い結果につながらないけれど、変えようとしていない。
 やらないといけないことは分かっているが、他の方法もあるのではないかと思う。

これらの自己実現を邪魔する行動は、いったいどこから来るのでしょうか?
自分が描く想像が自分の意志の邪魔をしているのです。


みなさんは意志と想像が同じ場合、すんなり行動できます。
しかし意志と想像が反対の場合、いささか困ったことになります。
相反する意志と想像が激突したら、どちらが勝つと思いますか?

間違いなく想像が意志に勝ちます。
自己実現を妨げる問題のある行動も想像が邪魔をした結果です。
たばこがやめられないのも、意志の弱さではなく、想像が意志をくじいたからといえます。

あなたが、得意先の受付に立った瞬間、
「今日の商談はきっとうまくいかないだろうな」と想像すると、以後想像に振り回され続けます。

相手の選択があなたに味方しない限り、あなたの想像は変わらない。すると相手の存在が大きな存在に思えてしまいます。
こうしてあなたは崖から転がり墜ちるようにひ弱な自分になってしまいます。
そう、時にひ弱な自分にしているのは、あなた自身の勘違いなのです。

ネガティブな想像を乗り越えて自己実現の方法を発見して身につけていくのが、
この「ライフスキルで本当の自分を動かす」です。