ライフスキル ストレスマネジメント・スキル

ライフスキル ストレスマネジメント・スキル

幸福で心理的に豊かな人生を過ごす上で欠かせないライフスキルには、全部で10のスキルがあります。・自己認識 ・共感性  ・効果的コミュニケーションスキル ・対人関係スキル ・意志決定スキル ・問題解決スキル ・創造的思考 ・批判的思考 ・感情対処スキル ・ストレス対処スキル 以上10のライフスキルは、補完関係にあるけれど、数が多いと理解が複雑になるので、分かりやすくまとめると次の5つのライフスキルに集約できます。

1.自己認識スキル(自己認識・共感性)
2.目標設定スキル(創造的思考・批判的思考)
3.意志決定スキル(意志決定・問題解決)
4.コミュニケーションスキル (効果的コミュニケーション ・対人関係)
5.ストレスマネジメントスキル (感情対処・ストレス対処)

この5つのライフスキルも、補完関係にあり、個別に見ると強いライフスキルがあっても、ライフスキル全体の力は、もっとも弱いライフスキルに引き下げられてしまう結果になります。

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ライフスキル ストレスマネジメント・スキル
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ライフスキル ストレスマネジメント・スキル(ストレス対処スキル)

ライフスキル全般への影響が大きいストレスマネジメント・スキル(ストレス対処スキル)は、「ストレスさん、こんにちは」のイメージ がぴったりのスキルです。

ストレスマネジメント・スキルは、ライフスキルのストレス対処スキルと感情対処スキルをまとめたものです。日常生活でのストレスの影響を知り、緊張とストレスに対処する能力で、以下のことに効果を発揮します。

・自分の力では変えることができない状況に対処できる
・困難な状況(喪失、拒絶、非難)に対処する戦略を考え行動できる
・精神の活性をするにあたり、アルコール、薬物、依存的な性質のものを使わない
・プレッシャーのある状態で落ち着きを保つことができる
・人間関係、ビジネス、テストのストレスに対処する
・怒りのコントロールができる

精神のみならず身体のバランスが悪いとストレスは生じます。どんなに気をつけていてもストレスはいつどのように生じるか分かりません。
ストレスは悪いものと決めつけず心身の信号と受け止めて健全な心身を維持する手がかりとして上手に対処するようにします。また避けようのないストレスに対しては、緊張が心身の健康問題に波及しないようにリラックスできるようにすることが大切です。

理由のないストレスはありません。ですから・・・・

・自己認識スキル(自己認識・共感性)、
・意志決定スキル(意志決定・問題解決)
・コミュニケーションスキル (効果的コミュニケーションスキル ・対人関係スキル)
・目標設定スキル(創造的思考スキル・批判的思考スキル)

以上、8つのスキルをまとめた4つのライフスキルの身のつけ方や物理的な環境の適正化で、ストレスが生じる機会を減らすことができます。それでは、以下のことを順にお話します。

・感情とストレス
・ストレスのステップ
・ストレスを減らす生き方
・幸福な生き方をしている人たち


■感情とストレス

人は不幸に耐えることができても不安には弱い生き物です。つまり想像する生き物です。ポジティブな想像ができると自分の力では変えることができない状況にも対処できるように発展できますが、ネガティブな想像に囚われると困難な状況に対処する力を失います。それを分けているのが、感情の処理能力です。感情の処理能力は、時間の管理能力と深く関係して感情的になると時間を有効に使えなくなります。

感情的になるのは、どういうときでしょうか。不安が強いと自分の良心のままに行動したくても身動きがとれないので抑圧の原因になります。抑圧は不快感になり蓄積されると不平、不満になり怒りに変ります。不安感が強いと怒りも強くなりますが、その怒りは具体的な理由がないので自分でも認識できず、感情的な行動になります。

解放されず蓄積された怒りは、対人関係の隠された障害になりますが、そのまま自分への障害にもなります。ストレスを上手に対処できれば建設的にもなれますが、怒りが邪魔をするので、建設的になれずに、時間を効果的に使って集中することができなくなります。不調な気分を活性化するために解放を求めますが、本来の欲求の代替として短絡的な没頭にのめりこみます。アルコール、薬物、消費、セックスなどを使って現実逃避に依存になります。これらの没頭は容易に手に入る一方、持続しないので、頻度が多くなり習慣化するので問題化します。他者に向けている理由のない怒りが内向した状態です。


■ストレスのステップ

理由のないストレスはありません。ライフスキルが身についていると、ストレスが生じる機会は減らすことができます。不足するほどストレスは増えます。ですから、まず不安を蓄積しないこと、早い段階でストレスを認識することで、感情的な行動に発展させないようにできます。怒りはストレスの処理方法ですが、コントロールできない結果の間違った処理方法ですので、もっとも下手なストレスの処理方法だと言えます。

怒りには理由があります。不平不満が正当かどうかは別にして不平不満をコントロールできないと怒りになります。その怒りが自分に向いても他者に向いても、自分から自分、あるいは他者を遠ざけます。怒りは脅威になる場合がほとんどだからです。いきなり怒りになることはなく、原因から怒りに到達するまでには、ステップがあります。しかし怒りを抑圧していると、耐性が弱まり、大した理由でもないのに、いきなり怒りに到達してしまうようになります。怒りを抑圧しているとストレスマネジメント・スキルが機能不全に陥ります。

怒りになる前のステップで処理できるように、4つのステップを知っておきましょう。
・困った状態
・イライラ
・怒り
・慢性化


1)「困った」を見逃さない

「困った」には、さまざまな状態がありますが、共通しているのは、自分が望んでいる状態と一致しないことです。問題は、「自分が望んでいる状態」が「なれる最高の自分」に逆行している場合です。この場合、自他共に批判する場合が多いので、「困った」はますますエスカレートしますが、比例して自分を責めてしまいます。背景には「完璧主義」が働いている場合もあります。

対策は、まず完璧でなくていいことを自分が認めて、その上で「なれる最高の自分」に舵を切ることです。そして等身大の自分を受け入れることです。勇気のいることですが、ムリをしないことです。虚勢には意味がありません。主体性を持ち、率直・誠実・対等・自己責任を貫き自律性を発揮するようにします。

「困った」の気持ちが働いている場合、従属的で他律的、率直・誠実・対等・自己責任がほとんど見受けられません。この態度がますます「困った」を強めてしまい、他者の反感を買います。

「困った」と思う気持ちを恥じることはありません。次の2つのことに集中します。
・なにが自分を困らせているのかを冷静、客観的に認識する。
・困りながらも「なれる最高の自分」に舵を切り、主体性を持ち、率直・誠実・対等・自己責任を貫き自律性を発揮しようとする

このときほど、人が美しくみえる瞬間はありません。励ましを受けて、人間関係をよくする機会です。この段階はまだ感情的な行動に至っていません。しかし放置すると、感情的でネガティブなステップアップに進みます。


2)イライラ

イライラは、感情的になった状態です。この段階で食い止めるには、感情を受け入れることです。感情を受け入れるとはイライラを我慢することではありません。言葉にして表現することです。言葉にして表現するとは、率直・誠実・対等・自己責任を貫き自律性を発揮することです。

「不安で困っているんです」
「どうしたらできるか分からないのです」
「失敗してバカな奴だと思われないか心配です」
「迷惑をおかけしないか、恐怖心でいっぱいです」
「自分は予定があるので、それができなくなるのが残念なのです」
「あなたの希望に添うようにしたいのですが、いまは気持ちが整理できないのです」

ありのままの感情を言葉にすれば、イライラすることはなくなります。
感情を封じ込めてしまうと、不安や困惑が逆流して自分を痛めつけます。
自分の考えを主張しない、攻撃的に主張する・・・コミュニケーションスキルを間違って使うとイライラはさらにイライラを強くします。


3)怒り

イライラを封じ込めようとすると、怒りに発展します。怒りは表現しないでおくとさらに強まります。怒りには原因があるので結果があります。怒りの結果は対立です。怒りには目的がありますが、感情に覆い隠されているので目的に気づかないのです。イライラの段階で、感情を言葉で表現すると、目的を普通に伝えることができますが、抑圧すると目的を感情的な行動で伝えるようになります。これが怒りの行動化です。脅威になるので目的を超えてしまいます。脅威によって、仮に目的が達成されても新たな問題が発生します。結局、問題解決にならず怒りは抑圧するしかなく蓄積されます。


4)慢性化

抑圧した感情は、慢性化の原因になります。慢性化すると、新しいストレスが古いストレスに混ざって原因が分からなくなります。ストレスマネジメント・スキルが機能不全に陥ります。抑圧していると、他者からは「あの人、なにが気にいらないの」と見られるものですが、慢性化した状態では、いつも不機嫌な人に見えます。


■ストレスを減らす生き方

ストレスの最大の原因は、自分を大事にしていないことです。誰かに、あるいはなにかに従属的な生活をしていて、主体的に生活していないのです。自分の人生の主役は自分です。自分以外の人も自分の人生では主役です。だから、自分を大事にするのと同じように、相手を大事にするのは当然のことです。人はみんな自分の人生の主役ですから、対等なのです。対等であるためには、主体的であることが条件です。

相手を尊重したら、自分を抑圧することになる発想をする人がいます。どちらが上とか、どちらを大事にするかというのでは対立関係です。このような発想の背景には境界の曖昧さがあります。それが従属的な暮らし方の原因でもあります。

従属的な態度で暮らしていると、相手の考えや意見よりも、相手が自分をどう見ているかに注目します。しかし自分を受け入れてもらうために従属しているだけで、本当に従属しているわけではありません。信頼関係が築けず、不満がくすぶる原因になります。

気配りは、へりくだることでも、相手に合わせることではありません。自分と同じように相手も大事にすることです。率直に自分が言いたいことを言うなら、相手にも言いたいことを言わせてあげるのが対等です。それが誠実さであり、責任を持つことです。

これができないと、強い相手には自分を抑圧し、弱い相手には攻撃的になります。抑圧は自分がよく見られたいためなので、相手を尊重しているわけではありません。尊重されないと相手に不満が残ります。自分が不満を隠してコミュニケーションすると、相手は裏表があるように感じます。どちらの場合も、双方が自分は大事にされていないと感じるので、楽しくありません。コミュニケーションはこじれます。

主体的に行動しないと自信がなくなります。主体的に生活するとは積極的に表現し、行動することです。自分が積極的に表現し行動するとは、積極的に相手にもそれを認めるということです。こういうふうに言うと、自分を責める人もいると思いますが、そういう問題ではありません。ライフスキルを学んでいないのはその他のスキルを身につけていないのと同じです、テーブルマナーを学んでいないと失敗をやらかしますが、それと同じなのです。

それ以上に大事なことは、ストレスは、自分が傷つけられないように一生懸命、守って来た自分のスタイルの中で起こっていることなのです。かって無力だったこども時代に、自分を守るために有効だったことが、いまでは逆の効果しか生まないのです。なぜなら、いまは十分な力を持っているからです。しかし、使っていないので自分でも気がつかないのです。遅くはないので、すぐにチャレンジしましょう。率直、誠実、対等、自己責任を行動のモットーにして、自分のスタイルとして身につけるとストレスを受ける機会は減り、耐性も強くなります。


■幸福な生き方をしている人たち

主体的に生きる人は自尊心が高く、自分に合った生き方を選びます。それにはメリットとデメリットがありますが、行動を通してデメリットが実はメリットであることを認識している点で共通しています。彼らは自分が求めているものがなにかをよく知っています。自分の心に傾聴することができます。その特徴は、自分をどう見ているかに関心よりも、相手の人柄、意見を知ろうと傾聴する習慣が自分に表れたものです。このスキルが、何度失敗しても、失敗からヒントを学び、繰り返しトライする力になっています。

自分が幸福な人生を歩む権利があることを知っています。同じように他者にもあることを知っています。幸福な人生を歩む者との間で信頼関係が作れますが、日頃から自分との信頼関係が他者との間に表れたことです。珍しいことではなく、自然なことですが、その基本は、人は誰でも自分を励まし応援するものだと考えているからです。

自分を励まし応援するのは、自分は幸福になる価値があると信じているからです。同じように他者も幸福になる価値があると信じているのは、自分と他者は違う人格であり、境界を尊重しているからです。自分をマネジメントして目標を達成に努力しますが、それが自分の目的だと知っています。手に入れることではなく、そのプロセスに自分の価値があることを知っています。だから面倒なことを誰かがやってくれることを期待しないで、自分が主体的に行動します。主体的な行動が自由であり、自由は境界があるから守られることを体験で知っています。自由とは良心と良識です。良心とは率直、誠実、対等、自己責任を実行することだと知っています。知識・学力などは良心のもとに使って良識になると知っています。自由であってもなくても、なにごとも簡単ではないのでストレスが生じますが、自由はストレスの認識を変えます。ストレスはネガティブなものではなく、成功に近づく手段のひとつだと知っています。我慢は耐えることではなく、成功のプロセスだと知っています。だから面倒なこと、退屈なことを減らして、我慢を最小にするために最大の準備、集中を実行します。この実行力が自尊心を高めています。

面倒なこと、退屈なことと向き合っていると、なにごとも問題が起こることを体験で理解しています。幸福になることは簡単なことではないと知っています。ですから自分や自分の周囲、社会でなにが起こっているかを明確にしょうとします。トラブルからは逃げるのではなく、乗り越えるものだと信じています。それがもっとも確かな方法だと知っています。つまり幸福とは、幸福な生き方をしているなかにあることを知っています。それはいまこの瞬間に集中する。フロー状態を自ら作り出す才能とその実行で実現できます。仕事するときも、学ぶときも、休息するときも同じです。ストレスを減らし、問題を乗り越える力は、特別なものではなく、実行すると消える仕組みになっています。幸福な生き方をしている人たちはそれを知っています。


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