モチベーションを引き出せる人はライフスキルを使う

じぶんぢから再生プロジェクト ゲンキポリタン
株式会社マートワン

モチベーションを引き出せる人はライフスキルを使う


モチベーションを引き出せる人とは、励ましのできる人です。つまりライフスキルの成熟度が高いひとです。IQが高くても励ましができる人にはなりません。


これだけでも、ライフスキルがリーダーシップと深く関係していることが判ります。叱るスキルもライフスキルの成熟が力を発揮します。怒ることには励ましがありません。怒る側が自分の感情に注目しているだけですが、叱ることは相手のライフスキルへの励ましが働いています。ライフスキルライフスキルに注目するのです。


では、相手が悪いのに怒ってはいかないのでしょうか?この考えが原因志向を意味しています。目的志向であるなら、こう考えます。怒った先になにがあるの?怒った先には痛みがあります。叱った先には互いの成長、よろこびがあります。
励ましとは、言葉の上だけで「がんばれ」と言うことでなく、熱意に裏打ちされた自然な態度、表情、行動を言葉と一緒になって発信できる人です。



励ましができる人の特長は
・ 自分を自分の味方にできる(自己肯定している)
・ 自分の能力を確信している
・ チャレンジを恐れずリスクを冒すことをいとわない
・ 自立心が旺盛
・ 自分の欠点や弱さを客観的に認めている
・ 自分の感情をコントロールできる自律心を身につけている
・ 失敗や挫折を学習の機会ととらえる
・ 将来に自信をもっている
・ 自分と他者、ひとりひとりの違いを客観的に認めて尊重できる
・ 他者との関係が協力的で共同体を尊重している


これらの条件は、優れた経営者やリーダーに共通した特性ですが、人の交流パターンには、以下の4つがあるといわれています。
・ 自分はOK,他人もOK(自己肯定、他者受容)
・ 自分はOK,他人はNO(自己肯定、他者否定)
・ 自分はNO,他人はOK(自己否定、他者肯定)
・ 自分はNO,他人もNO(自己否定、他者否定)


励ましができる人の基本的な交流パターンは、「自分はOK,他人もOK」です。自分も他者もそのまま受け入れることができます。できない人の交流パターンは、「自分はNO,他人もNO」なので、自他ともに信頼感がなく、人を育てることができません。


人は誰しも親の心、大人の心、こどもの心の「三つの心」を持っていて、三つの心を状況で使い分けながら交流しています。
モチベーションを引き出すことができる人は、自分も周りの人も同じように尊重した上で、三つの心を状況に応じて、適切に使い分けながらコミュニケーションができる人です。ライフスキルが成熟していると三つの心の使いわけが上手になるのです。


親(父・母)の心からは、
・ 相手に対する尊敬と信頼でモチベーションを引き出すことができます。(信頼)
・ 楽観的(ポジティブ)
・ 具体的
・ 結果よりもプロセス重視

大人の心からは、
・ 目的志向(成果主義
・ 聞き上手(対等感)
・ 大局で考える(楽しく我慢ができる)
・ 集中力

こどもの心からは、
・ ユーモア


励ましができる人は、以上のような特長を使って、人格を認め、個人の価値観を認め、信頼をしてくれます。その上で失敗を非難することもなく受け入れ、可能性を信じることができます。
モチベーションは、他者の価値観を認める対等感。さらに能力を信じることで引き出すことができます。目的を達成する上で不足する能力は、トレーニングで補って部下を育みます。

励ましができる人とできない人には、次のような違いがあります。

ライフスキルの成熟の違いです。


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