ライフスキル講座

人は決して一人では回復できるものではありません。とかくほとんどの人は、自助努力を志しますが、本を読むことだけに終始して、読むことで終わる場合もありうることを知っておいてください。

決してそうしないために、大事なことがあります。

自分の人生は自分しか生きることができません。
本当の意味で自分の人生を生きるということを、ただ考えたり学んだりするだけではなく、時にはつらくても別の生き方をしてみる必要があることを指摘しておかねばなりません。

ほとんどの人には、感情に突き動かされ、それが大変だと思う気持ちがあることも確かです。「変わりたい、しかし変わるのはイヤだ。」と思う感情はただ結果だけを変えたいという願望でしかないことを知っておいてください。

人間は「変えられること」しか「変えられない」
変えられることと、変えられないことがあります。それが現実です。
それを認識して変えられることを変えていくようにしないとストレスが溜まる一方になります。

ストレスをマネジメントできない人、つまり頑張れない人、頑張りすぎる人は、変えられえるものがなにかを知らないのです。
コミュニケーションがうまくできない人もそうです。

ライフスキルは「自分を知る」ことが出発点です。ライフスキルのひとつであり、基盤となる「自己認識スキル」が乏しいのは、「できない自分」「がんばれなかった自分」を認識することができずに、相手や周囲の人を責めるからです。

自分の不足を認めることが辛いのは、自分を責めるからです。自分を責めることも、他者を責めることもないのです。
「自分を知る」ことは責めることではなく、ただ「知る」ことです。

知らないと変えることができないから、知るようにするのです。
それを他者のせいにして責めても、他者が変わるわけではありません。
同じように、自分を責めても、自分が変わるわけではありません。

感情的な人は、この重要な点が分っていないから、不安になり感情的になり攻め立てます。

自分自身と限界を受け止めて、どこをどのように変えればいいのか、つまり「反省」がリスタートの始まりです。

「自分の限界」を超え、「変えられないもの」を無理やり変えようとするのは、がんばりでもなんでもなく、妄想や執着でしかありません。自分の「限界」を理解した上で、今の自分にできることを、集中して考え、行動できると事態は変わります。それがライフスキルの要です。

限界を越えて頑張ろうとする人は、ストレスにつぶされてしまい、ますます感情的になり、自分と自分の一生を台無しにしてしまいます。
そんなことのないようにしたいものです。

それにしても、このライフスキル講座は「あなた」のためのものだということを十分に頭に入れておいてください。あなたの親、夫や妻、恋人、子ども、上司、部下、隣人・・・のための講座ではないのです。

この講座は、「あなた」独自の経験です。あなた自身が自分の人生を歩むことです。
やがて、怒り、嫉妬、不平や愚痴から離れて、あなたが自分の経験が他の人々に大きく役立っていると心から率直に思えるときに、あなたの人生を歩んでいる状態にあると言えるようになるでしょう。

ストレスに強いスキル

人間は「変えられること」しか「変えられない」
変えられることと、変えられないことがあります。それが現実です。
それを認識して変えられることを変えていくようにしないとストレスが溜まる一方になります。

ストレスをマネジメントできない人、つまり頑張れない人、頑張りすぎる人は、変えられえるものがなにかを知らないのです。
コミュニケーションがうまくできない人もそうです。

ライフスキルは「自分を知る」ことがスタートです。ライフスキルのひとつであり、基盤となる「自己認識スキル」が乏しいのは、「できない自分」「がんばれなかった自分」を認識することができずに、相手や周囲の人を責めるからです。

自分の不足を認めることが辛いのは、自分を責めるからです。自分を責めることも、他者を責めることもないのです。「自分を知る」ことは責めることではなく、ただ「知る」ことです。

知らないと変えることができないから、知るようにするのです。
それを他者のせいにして責めても、他者が変わるわけではありません。
同じように、自分を責めても、自分が変わるわけではありません。

感情的な人は、この重要な点が分っていないから、不安になり感情的になり攻め立てます。

自分自身と限界を受け止めて、どこをどのように変えればいいのか、つまり「反省」がリスタートの準備です。

「自分の限界」を超え、「変えられないもの」を無理やり変えようとするのは、がんばりでもなんでもなく、妄想でしかありません。自分の「限界」を理解した上で、今の自分にできることに、集中して考え、行動できると事態は変わります。

それがライフスキルの要です。限界を越えて頑張ろうとする人は、ストレスにつぶされてしまい、ますます感情的になり、自分と自分の一生を台無しにしてしまいます。
そんなことのないようにしたいものです。

やらされ感をやる気に変えるライフスキル。

ライフスキルはビジネスに強い影響を与えています。ですから企業は「いい人材」を採りたいと活動します。しかし、採用後、「いい人材」は必要な専門スキルの修得に熱心になるものの、ライフスキルのアップには関心が弱いようです。それはモチベーションアップと絡んでいますが、数多い要因が絡んだモチベーションの問題は、どうしても複雑になります。その前に「ライフスキル」に注目することがモチベーションの問題を改善する上でより効率的になります。


成果主義を標榜しているのに、結局は結果主義になり、やる気を追求している。そんなことはありませんか?成果主義がブームになり、自主的なモチベーションアップを求めたものの、失敗に終わった過去はありませんか?

「額に汗してがんばった人が報われる」という意識が日本の精神風土に宿っています。
これにノーを突きつけたのが信長ではないでしょうか?NHKの連続ドラマ「江」での明智光秀との葛藤が興味深いです。光秀の報告は事実だけの報告に留まらず感情的な言葉がつきまといます。信長はこれを嫌います。国会中継を見ていたらキレまくっているかも知れません。

ホントは信長も「額に汗してがんばった人」が好きなのですが、結果を出す上でそれが必然になるだけで、重要なのは成果を出したか、どうかです。

ところが光秀のような意識が罷り通ると、感情的な行動を認めることになる。ここが面白いですね。信長は感情的な行動が多いように見える人物ですが、実はすごく合理的な人物で、ドラマ「江」では繰り返す戦いも天下統一による平和のためということになっています。そんな信長にとって、常に感情的な発言が多い光秀はもっともイヤなタイプになるのも当然かと思います。

結果主義になってしまう会社には、光秀的な発想が充満している場合が少なくありそのことへの改善が必要だということから、成果主義大流行になったと思うのですが、それがなぜダメになるのでしょう。

成果を出すためにはモチベーションが高くないとできない。そこで尻を叩きまくるということが起こってくる。すると光秀式に感情的な表現が好まれるようになってくる。感情的な表現をされると、上司も自分に共感してくれていると錯覚して安心してしまうのです。

しかし結果を変えるには行動を変えない限り、天の恵みがある場合を除いて結果が変わることはないのです。

一時間多く働くことは、一時間多くがんばるという意味ではなく、一時間分、多くの成果を出すことです。逆に1時間少なく働くことは成果を維持しながら休むわけですから、よりいままで以上の成果を出すことに変わりはありません。ですから知恵と工夫がより多く求められます。1時間少なく働いて同じ成果を出せるスキルを持って、1時間多く働くようにすると、より多くの成果が出せます。仕事とは、この繰り返しで、質、量、そして人を大きく育てるものです。

ところが「がんばっているのを認めてくれ」という発想には、知恵と工夫をしてより多くの成果を出すという意味ではないのです。知恵と工夫は貢献度のアピールに使われてしまっているのです。やらん気、やれん気がやれる気、やる気にならないで、やらされている気になっていて、やる気に見せかける作業になっているのです。つまり外に向かず社会に向いていることを意味しています。

尻を叩けば叩くほど、やれん気はやらされている気になります。やらされているとは言えないので、知恵と工夫でポーズに走ります。やれる気に変えるには、やれる方法の発見こそ重要なのです。

それも教えていると言います。確かにそうかも知れません。しかしやれる気には「誰が」という問題がついて回ります。
「あなたにはやれそうと思えても、私にはやれそうにないのです。」という悩みがついて回ります。あなたと私が違うのは、やる気の問題ではなく、身に着けているライフスキルの違いがあるのです。仕事にとりかかる以前の問題、つまり「自律」とそれを支えている「ライフスキル」の問題があるのです。

やらされ感をやる気に変えるライフスキル。についてもっと深めたいと思いませんか?

ライフスキル講座【正社員と収入アップ】99日間プロジェクト 体験レポート 江上君の場合 2


ライフスキル講座【正社員と収入アップ】99日間プロジェクト 体験レポート 江上君の場合のその後です。

ライフスキルl講座」の「99日間プロジェクト」を使い主体的に仕事に主体的に関わる楽しさを体験した江上君は、さらに自分の行動で状況が変えてみたいと考えていました。

そこで、「ゲンキポリタン」から、ひとつの提案をしました。

以下は実際には「ライフスキルl講座」に於いて、メールでやりとりをしたのですが、簡潔化するためQ&A形式に置き換えてみました。

「いま一番やりたいことは何ですか?」

お客さんに喜んですもらうことですが、どんなふうにしたらいいのか、よく分からないのです。

「どうだろう。クレドを作ってみませんか?」

クレド

そう、クレド。一流ホテルやスターバックスでも従業員が持っている行動基準を明文化したものです。優れたサービスを浸透させるために使用しています。「ライフスキル講座」でゴールデンルールについて学びましたよね。実はあれがクレドの役割をするものなのです。

クレドというのは、予め決めた行動基準。自分のすべての行動に適用する自分のスタイルです。ですから企業そのもの、自分自身そのものみたいなものです。この30日間お客さまに「ありがとう」と言ってもらえるようにサービスしてきたでしょう?
「ありがとう」と言ってもらえるようにするには、「したこと」だけでなく「どんなふうに、どんな気持でするか」も欠かせなかったと思いますが、どうでしたか?

そうですね。確かに。気がつかなかったけれど、そうです。

そこで、行動基準をリストにして、クレドを作りその内容を遵守した行動をする。「いらっしゃいませ」を言うにしても、どのような基準、ポリシーで言うかで、印象もメッセージの内容も変わりますからね。

メッセージの内容も変わるんですか?

 変わりますよ。コミュニケーションには、言語と非言語があり、実際には非言語コミュニケーションが70%近く占めています。つまり無意識の内に心のありようが表面ににじみ出ているのです。それだけ行動基準が重要になるということです。

 何事も本気にならないと願うことは実現できませんが、本気かどうかを分けているのが、行動基準です。
 誰でもが「やっています。やりました。」と言うけれど、「いまこの瞬間に集中する」人と「注意散漫になる」人では、見た目は同じに見えても質が違います。結果は同じだと思いますか?違いますよね。

 そうです。最近楽しいなと思う日が続いたのは、集中している時が多かったからです。

 結果は、行動したか、したかだけでなく、どのようにしたかで変わります。ゴールデンルールにある「できるまであきらめない」態度で行動したのと、そうでないのでは結果は変わりますよ。

 基準並の行動をとる人、基準以上の行動をとる人、基準以下の行動をとる人、人によって違いが生じます。個人それぞれ一定のレベルの行動をとり続けて習慣化されると、その人のスタイルになり、アイデンティティになります。企業は全員の質を基準にするため、指導します。個人の場合は、ほとんど本人任せです。そこでライフスキルのバラつきが個人差になっています。

 クレドを作る作業から始めて、最終的に江上さんのスタイルを築き上げてほしいのです。スタイルのある人、スタイルのいい人になってほしいのです。

 いいですね。うまくやれるかどうか分かりませんが、是非やってみたいです。
頑張るので、サポートお願いできますか?

 では、いつまでにできますか?今週中に作ることを含めて後2ヶ月「99日間プロジェクト」を使ってステップアップしましょう。いいですか?

 リストアップするだけなのでできると思います。ゴールデンルールを参考にやってみます。


こうして、江上君はクレド作りにかかりました。

  
ライフスキル講座はこちら
 

99日間プロジェクトは、ライフスキル講座のひとつです。

------------------------------------------------

【 eラーニング ライフスキル講座の特徴 】

ワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニングであること
ご自分のペーズで学んでいただけること
主役はごご自分であること  詳しく

------------------------------------------------

知識を学ぶのではなく、あなたの行動が変わる。いくつもの重要なことを6つのコンテンツに判りやすく盛り込みました。しかも判らないことはすぐに理解できるワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニング


【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために【アサーティブを学ぶ】

「ライフスキル講座」夢を実現する99日間プロジェクト

ゲンキポリタン」では「ライフスキル講座」を展開しています。ライフスキルとは、そのまま日本語に置き換えると「生きる力」。世界保健機構(WHO)が日常の様々な問題や要求に対して、より建設的かつ効果的に対処するために必要不可欠な能力と定義づけた10の技術のことです。

 最近、この技術不足が目立っていて、悲惨な事件に発展しています。(株)マートワンはビジネスコンサルティングをしていますが、「企業は人なり」というようにマンパワーの低下、つまりライフスキルの不足は、公私に悪影響を及ぼしています。

 そこでマートワンは、個人の資質アップにも力を入れている次第ですが、気になるのが若い方の社会へのアクセスの仕方です。「社会の役に立ちたい」という欲求が年々高まっていますが、実は裏返すと「自分の存在価値を認めて欲しい」ということなんですよね。

 以前のように終身雇用制度が機能していて、会社に入ると社会に簡単にアクセスできた。いまはそうではないですよね。フリーターや派遣というのは、個人事業主みたいなもので、社会と公につながっている感覚が乏しい。こういう時代に、自分の目標を達成する、夢を実現するのは、社会との関係性を深める大きな要因になると考えます。

 ところが、社会とつながっている感覚が弱いので、もろい。うまくいかないとあきらめてしまいがち。あきらめない限り夢のプロセスにいるんですが、あきらめると終わってしまう。あるいは終わりの予感がする。

 そこで、マートワンでは夢を実現するために「ライフスキル講座」を開いています。ネガティブな要因を客観的、論理的に感がることができるようにして、粘れる人、夢の実現にあきらめない人を作ろうとしています。

さて、お問い合わせの「99日間プロジェクト」ですが、「ライフスキル講座」の提案は、夢の実現方法です。突飛な話ではなく、本当に基本的なことです。でも間違いなく達成できます。
 
ノートがあれば出来てしまう話しです。理想を言えばシステム手帳。人気のiPad、iPhoneでもできます。

 今回は、システム手帳を使ってお話します。後でご自分の好きなツールに置き換えていただいて大丈夫です。

 まず、6つのセクションを用意します。【   】内はツール

  ・「生きる目的」【基本ノート】
  ・「夢」【夢ノート】
  ・「クレド(行動基準)」【クレドノート】
  ・実行ツールとして「手帳」【計画実行ノート】
  ・「日記」【反省ノート】
  ・「メモ」【メモ】

 以上6つのセクションです。

 ライフスキル講座では、プログラムのひとつに「99日間プロジェクト」があります。その後に、続いて、ご自分で「マイプロジェクト」があります。
 
「99日間プロジェクト」は夢を実現しながら、その手法をマスターしていただくものです。習慣をつけるきっかけにするもので、習慣を深めていただくためにご自分で「マイプロジェクト」を継続していただくスケジュールです。

 「99日間プロジェクト」では、夢、自己実現をする方法をサポートします。取り組む段階の状態で個人の都合や個人差があるので、受講者みなさん同じではありません。

 「99日間プロジェクト」に限らず、多少違いはあっても、夢を実現する普遍的な手順をご案内します。ステップは全部で6段階。

1.まず最初に生きる目的を認識していただきます。【基本ノート】
2.夢を設定していただきます【夢ノート】
3.クレド(行動基準)を決定。しっかり認識する。【クレドノート】
4.実行計画(マイルストーンを応用したスケジュール)を策定して実行します。 
【計画実行ノート】
5.毎日結果と行動基準をチェック、反省をして、計画を再度策定。【反省ノート】
6.以上を繰り返す

 1〜6のプロセスで思いついたこと、気づいたことは「メモ」に記入します。

 夢を実現するのが「ライフスキル講座」の目的でもあります。つまりライフスキルが身につくとは、「生きる目的」がしっかりと持てるということです。そして生きる目的を達成するために、手段、道具として「夢」があるのです。だから夢のないまま受講しても知識だけになってしまいます。それではライフスキルは身につかない。

 もし、夢が実現しなかったとしても、そのプロセスでライフスキルが身につきます。挫折した場合の勘定処理も大切です。ですから達成の程度は、幸福感の点でなんら劣ることはありません。その意味でも最初に生きる目的を認識しておくことはとても重要なのです。生きる目的が決まれば「99日間プロジェクト」を始めます。

 6つのステップは、どれも重要ですが、なかでも生きる目的とクレドは重要です。クレドはゴールデンルールと呼んでいる「やり方」です。マイウェイ、スタイル、ポリシーです。達成できたらOKではなく、自分のクレドを守って達成したかが重要なのです。なぜならクレドは自分のスタイル、つまり自分そのものだからです。

  それは生涯使う自分のやり方だからです。一日の終わりに達成できたか、できなかったか、チェックして日記に要約して書き込みます。このときクレドつまり行動基準は守ったかどうかの反省をしていただきます。行動基準以下だったら、達成できていないでしょう。達成できたときは基準以上だったでしょう。こうして自分のスタイルを磨いていきます。

 因みにクレドにするゴールデンルールは次のものです。(  )内はルールを遵守することで育つライフスキルです。ライフスキルは全部で10ありますが、5つに集約できます。 

自分と周囲の人を尊重し励ます
 コミュニケーションスキル (効果的コミュニケーション ・対人関係)

プロセスに注目する 
  自己認識スキル(自己認識・共感性)

決めたことは責任をとる  
  意志決定スキル(意志決定・問題解決)

できるまでやる 
  意志決定スキル(意志決定・問題解決)

いまこの瞬間に集中する 
  意志決定スキル(意志決定・問題解決)

理想と現実の差をうめる目標を選ぶ
 目標設定スキル(創造的思考・批判的思考)

感情的な行動をしない 
  ストレスマネジメントスキル (感情対処・ストレス対処)

 夢が達成できても幸福でない人はたくさんいます。夢が達成できなくても幸福な人はたくさんいます。大切なのは生きる目的が達成できたか、どうかなのです。
 因みに私の生きる目的は「自立」です。自立とは経済的自立をイメージされますが、それも含んで精神的な自立、なれる最高の自分になることです。

 つまり本当の意味での自由。それは自分自身からも解放した自分。欲に囚われない自分になること。その解放感のすばらしさを体験しながら、より体験したいと考えています。それは夢とは別の次元のもっと根源的な希求です。

 見方を変えると、昔に流行したヒッピーの理念にも通じています。でもヒッピーは当事者にはそうでなくても特殊でした。もっと自然体で自由になれるはず。  
  
ライフスキル講座はこちら
 

99日間プロジェクトは、ライフスキル講座のひとつです。

------------------------------------------------

【 eラーニング ライフスキル講座の特徴 】

ワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニングであること
ご自分のペーズで学んでいただけること
主役はごご自分であること  詳しく

------------------------------------------------

知識を学ぶのではなく、あなたの行動が変わる。いくつもの重要なことを6つのコンテンツに判りやすく盛り込みました。しかも判らないことはすぐに理解できるワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニング


【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために【アサーティブを学ぶ】

ライフスキル講座【正社員と収入アップ】99日間プロジェクト 体験レポート 江上君の場合

最近うれしいことに相次いで感謝の言葉をいただいております。
団体では病院のQCサークル活動で成果があり、全国大会で発表することになったとか、ある方からは幼い頃からの苦しみから解放されたおたより、またある方からは、永年の夫婦間の不和が終わり、いたわりあう毎日に変わったよろこびを。

お役に立ててうれしい限りです。
私ども株式会社マートワンが主宰するゲンキポリタンライフスキル講座では、今後も次のような問題を抱えておられる方を幸福にしたいです。

 ・自分の能力はこんなものではないと感じている。
 ・自分に期待を持てない、うんざリした状態を払拭したい
 ・スタイルのある自分、スタイルのある暮らしがしたい。
 ・人間関係をわずらわしいと思う反面、親密な関係を求めている。
 ・今の仕事ではお金が稼げない不満がある。
 ・子供を愛せない自分、子育てに自信がない
 ・感情の乏しい不毛の結婚に堪えて暮らしている。
 ・もっと豊かな感情に満ちた生活がある思いながらできないままでいる。
 ・無気力になるほど退屈でやリがいのない仕事をだらだら続けている。

 ※>http://www.genkipolitan.com/store/e_school/

 人生は自分の選択と行動だ。自分の力でどのようにも変えられる。自己啓発書を数冊読みさえすれば、その程度のことは誰もが知っている。よりよい人生を過ごしたいと願う人ならそうありたいとも考えている。

  しかし、結局は具体的に、これといったことをするわけでなく、終わってしまうことが多い。

 それも、たいていは自分の責任、一時期大流行したアダルト・チルドレン、トラウマのせいにするか、体制、環境、学歴のせいにしてしまって主体性を放棄して、無感動な不満が充満した傍観者になる。不満の矛先はどこでもよく、向けるところがない場合には、自分を対象にしてしまう。自分を弱者にさえしてしまえばいいのだ。

 こうして心で望んだことを考えたり、思ったりするだけで、現実のことにならないようにしてしまう。妄想があるだけだ。
 
  就職、入学、恋愛、結婚、人生の大事を、自分が望むように実現しようとしたら、葛藤を乗り越えないと達成できない。言い換えると創造的行為だ。自分ができることは自分がやり、どうしてもできないことは自分が助けを求めるものだ。自分が持っている力を軽く見すぎているのだ。自己効力感が脆いといえばそうかも知れないが、それでは自分に弱者のラベルを貼るだけだ。

 自分にラベルを貼るように、環境や学歴、体制にも、ラベルを貼っていき、可能性を削除してしまい、限定的なものにすり替える。

 「自分はダメなんだ」という人は、創造的な作業を省略する上では、自分自身に都合のいい思いこみで、まるで自分に催眠術にかけているようである。だれのせいでもなく、自分自身がそうさせているのだ。そこに気がつけぱ、しめたものなのだ。
 
  大学を出たものの就職せずにフリーターとなった江上君の悩みは、正社員になること、安定して給料だった。

 それが手にできないと結婚も危うい。一人っ子の江上君には、いまは健康な両親の将来も気になる。できるだけ早い段階で落ち着いた家庭を作っておくことも、対策のひとつだった。それには正社員として安定することが急務だった。

 江上君にはコミュニケーション力をつける必要もあり、「ライフスキル講座」に参加してきました。
 
  彼の希望のイメージはとてもわかりやすいものでしたが、それが現実のものにならないのはどうしてでしょうか?
 それは彼が自分と何の約束もしていないからです。彼は自分と契約を交わしていないのです。つまり天からふって来るのを待っているような按配です。受け身で望みだけがある。そんな青年をどんな企業が欲しがるでしょうか?

 ライフスキル講座で、学び、自分のスキルアップのためにも、就職することを自分と約束したのです。自分が選ぶ立場にあるのではなく、選ばれる立場であると認識しました。

 「99日間プロジェクト」で、まず必要なスキルを見えるようにしました。さらに自分のダメだしをして不足するスキルと必要なスキルのリストを作りました。
その上で、身についていないスキルが身につくように挑戦をはじめました。

 それをどのようにして身につけるか。課題を抽出できれば、後は学ぶだけです。

 成功者は自分の能力をフルに使っているようなイメージがありますが、そんな彼らさえ実際に使っている能力は氷山の一角です。

 まずキャリアの棚卸、続いてスキルの棚卸。「志向」「適職」を明確化し、転職活動の進め方を一緒に考えました。
 作業は簡単ではなく心理的にダメージもありました。
 
  生活は一気に忙しくなりました。 それでは江上君の「99日間プロジェクトレポート」のはじまりです。

 正社員の座と収入はある程度比例するのだから、正社員にこだわるのは無理もない。人は安定を求めるものだから。その一方で正社員になった人があっさり辞めてしまう。これはこれで安定を求めている。安定を求めすぎて不安定になっていないか、注意したいものです。

 一番の安定は、自分がなにをしたいのか、はっきりと自覚することだ。そのために必要なスキルを認識して必要なスキルを身につけていく。当然ライフスキルはすべてのスキルに影響を及ぼす土台となるひとつである。

 さて江上君です。

 求人倍率が低下する一方の現在も、正社員のポジションを追いかけています。なかなか獲得できないのは、職を選んでいる傾向が強いことも影響している。江上君は、過去、没頭することがなかった。いわゆるテキストにある「フロー体験」をすることはなかった。

 江上君は、ライフスキル講座で送られて来るテキストを読むうちに、フロー体験をしてみたいと思い、どうすれば体験できるか、問い合わせてみた。バイト先でやってみろと言われた。ただしコツがあるので、アンケートに答えては欲しいと送られてきた。

フロー体験

 記入して送り返すと、メールが届いた。抽象的な目標についての説明があり、その目標に同意できるか、その上で達成できるかについて、問われていた。

 抽象的な目標について、簡単に説明しておきましょう。

 朝起きて、仕事をするのが楽しいようだと、人生は楽しくなる。それほどの楽しさはどこからくるのか?「生きるために働く」「仕事だからがんばるのは当り前」はそうだとしても、やる気になれない状態でいくら筋論を押し通しても意味がない。

 そこでどうすればモチベーションがあがるかという問題が浮上する。モチベーションを高めるには、目標の難易度と達成感の強さのバランスが良くないと、魅力的な目標は作れない。目標を作る上で欠かせない要因として、ラダー効果、 オプション効果、スポットライト効果、サンクス効果についての説明があった。

 たとえば仕入れに携わる者には、終始、考えながら行動するプロスポーツ選手なみの緊張感が要求される。しかしプロスポーツ選手のように、ストーブリーグというものがない。ずっと緊張が連続する。やってもやっても、これで良いということがない。終わりのないレースをやっているようなものだ。やがて「自分はなんのために、これをやっているのか」という疑問が湧き、自分に説明ができずにいると、心が折れてしまうことになる。

 この問題のそもそもは、なにをしたいのか、目的が曖昧なままに仕事を選択しているからだ。目的を考えないまま、こんな仕事をしたいと、企業、職種を選ぶことに終始してしまうからだ。しかしこのやり方にはムリがある。

 目的に気がつくには、いまつきたいと考えている職について、「なぜそれを選んだのか」を自問自答することだ。建て前の話ではない。出て来た答に対して「なぜ?」を3回以上繰り返すと、本当の目的にたどり着くことができる。「こういう人の役に立ちたい。」「こういう人々を助けたい。」といった目的に出会えるようになる。そうして知った本当の目的からどんな仕事に就きたたいかと問い直すと、選択肢は格段に拡大する。

 「ライフスキル講座」では、飲食業でアルバイトしていた江本君に与えられた目標は、お客様が楽しく過ごせる時間を提供し、帰るときにありがとうと言ってくれる人をひとりでも多く作ることでした。江本君はこの課題を自分との約束として、取り組む意志のあることを事務局に連絡したのです。

 こうして始まった江上君の取り組みは、1週間を過ぎた頃から、劇的な変化が起こったのです。

 カフェレストランのホールスタッフとして働く江上君が「ライフスキル講座」の「99日間プロジェクト」で設定した課題は、お客様が楽しく過ごせる時間を提供し、帰るときにありがとうと言ってくれる人をひとりでも多く作ることでした。

 江上君はこの課題を自分との約束として、取り組む意志のあることを事務局に連絡したのです。

 さて、こうして始まった江上君の取り組みは、1週間を過ぎた頃から、劇的な変化が起こったのです。

 課題に対して評価基準は「○した」「×しなかった」だけです。

 「最低これだけはする」レベルで設定したことは、「100%笑顔で接する」と「目を見て話をする」でした。

 「がんばればできる」レベルで設定したことは「帰るときにありがとうと言ってくれる人を10人つくる」でした。

 江上君は最初の日からがんばりました。少なくとも「最低これだけはする」レベルで設定したことは、「100%笑顔で接する」と「目を見て話をする」は連日完全にクリアしていました。

 しかし「帰るときにありがとうと言ってくれる人を10人つくる」はできません。自分ではやっているのに反応として返ってこなかったのです。

 そこでゲンキポリタンがフォローしたのは、「100%笑顔で接する」と「目を見て話をする」はしているが、一方的になっていないかの確認です。コミュニケーションは両方が互いに3つの心を駆使して交流するものです。

 3つの心とは、親の心、大人の心、子供の心です。テキストで学んだことですが、なかなか難解で、知ってはいてもできないものです。フォローで江上君にそのことを思い出させたのです。

 江上君はすっかり忘れていましたが、思い出し、質疑応答を繰り返しました。1週間を過ぎてからのチャレンジでした。

 アルバイト先でどれだけ多くのありがとうを集めるか、江上君の戦いは始まりました。

 ゲンキポリタンライフスキル講座で言われた通り、「なぜ、自分はここでアルバイトしているのか」を最初に問いかけました。
 最初の答えは「生活するためにお金が欲しい」でした。

 次に「なぜ、生活するのか」と問い直しました。江上君は、そんなことに「なぜ」と聞かれるまでもない。生きているからだと思いました。

 ライフスキル講座では、さらに問いました。「生きる目的がないのは寂しくないか」江上君は確かにそうだと思いました。そして、だから会社、やりがいのある会社に入りたいのだと考えていたことに気がつきました。

 ライフスキル講座からは「では、会社がやりがいそのものなのか、あるいは会社がやりがいを提供してくれるのか」と問いかけました。江上君は、考えました。そうであるような、そうでないような、モヤモヤのなかで有名な大企業のビジョンが自分の中にやりがいを育んでくれると考えたようです。

 ライフスキル講座では、このQ&Aについては、そこまでで一旦終了にして、99日間プロジェクトの課題について交わしました。そして、どれだけのお客さまから「ありがとう」と言ってもらえるかを課題にしたのです。

 99日間プロジェクトを始めて1週間は全く反応がありませんでしたが、江上君は考えました。どんなふうにすれば、ありがとうと言ってもらえるか、工夫しました。来店されたとき、注文を聞くとき、注文された品をテーブルに置くとき。。。
江本君からどうすればいいかと質問され、いくつかの案も提供しました。

 今度は100%笑顔で、目を見て会話をするときに、1〜2秒目を見たまま沈黙することで間をとるようにしたのです。沈黙は終わりではなく確認する気持ちで、しっかり笑顔で目を見たのです。それはお客さまが話したいことがないか、聞きたいことがないかを確認する「間」です。一方的に話すのではなく、聴くことに徹したのです。

 そして1週間を過ぎて、成果が表れたのです。帰られる時に「ありがとう」と声をかけていただくようになったのです。

 お客さまからの質問が増え、会話が弾むようになりました。すると帰るときに「ありがとう」と言ってくれるお客さまが一気に増えたのです。押し付けのサービスではなく、ホスピタリティに変わったのです。

 江上君は、アルバイト体験でこんなにうれしいことはなかったと言います。感動は自分で作れるんだと思いました。その自信は自分への信頼感となったのです。江上君は続けました。店長からも「最近すっかり変わったね」と言われたそうです。

そこで江上君は「商売は面白いな」と感じたのです。自分のやり方で反応が変わる。それを生で感じることができる。まるで自分がライブ・ミュージシャンになったような気分がしたのです。

 そんなある日、江上君は仕事に対する考え方についてメールをくれました。働く形はなんでもいいように思うようになりました。もっと人の役に立てる、感動させることが何よりうれしい。それが一番大事だと思うようになったと書いてありました。

「なぜ、そう思うのか」聞かせてほしいと返信しました。

 しばらくして、江上君からのメールが届きました。

 3週間を過ぎた頃、これまで自分はありがとうと言ってもらうために工夫してきたけれど、そうじゃない、もっとお客様に喜んでいただけることをしたい気持ちになったのです。どうしたら、それができるようになるでしょうか?とメールしてきてくれました。

 そこで、その気持ちを言葉に置き換えたらどういう言葉になるのか、思いつくままでいいから、言葉にしてみてください。と投げかけました。

 すると「幸せになる空気を生み出してバラマキたい。」と返してきたのです。

それは江上君が、ここ「99日間プロジェクト」の最初の30日の体験で得た「想い」だったのです。

 「それがなぜ働くのかという江上君の答なんですよ。」と返しました。そうです。顔のみえない一般的な働く理由ではなく、江上君しかできない、江上君がやりたいことなのです。

 自分の思いをつかむか、つかまないか、それも江上君の選択です。

 働く理由として、それが本物か、一時の高ぶりか、あせらずに考えるといいので、プロジェクトを続けるようにしました。

 その上で、起業する時、商品があるからという理由だけで成功する時代ではない。自分がお客さまに伝えたいメッセージと、伝えたい想いと、伝えるスキルがあって、商売になる。どんな空気をどのようにすればばらまくことができるのか、具体的に説明できるようにしてくださいという宿題を与えました。

 江上君は「おもしろそうですね」と返してきました。


 アルバイト先でどれだけ多くのありがとうを集めるか、江上君の戦いは始まりました。

 ゲンキポリタンのライフスキル講座で言われた通り、「なぜ、自分はここでアルバイトしているのか」を最初に問いかけました。
 最初の答えは「生活するためにお金が欲しい」でした。

 次に「なぜ、生活するのか」と問い直しました。江上君は、そんなことに「なぜ」と聞かれるまでもない。生きているからだと思いました。

 ライフスキル講座では、さらに問いました。「生きる目的がないのは寂しくないか」江上君は確かにそうだと思いました。そして、だから会社、やりがいのある会社に入りたいのだと考えていたことに気がつきました。

 ライフスキル講座からは「では、会社がやりがいそのものなのか、あるいは会社がやりがいを提供してくれるのか」と問いかけました。江上君は、考えました。そうであるような、そうでないような、モヤモヤのなかで有名な大企業のビジョンが自分の中にやりがいを育んでくれると考えたようです。

 ライフスキル講座では、このQ&Aについては、そこまでで一旦終了にして、99日間プロジェクトの課題について交わしました。そして、どれだけのお客さまから「ありがとう」と言ってもらえるかを課題にしたのです。

 99日間プロジェクトを始めて1週間は全く反応がありませんでしたが、江上君は考えました。どんなふうにすれば、ありがとうと言ってもらえるか、工夫しました。来店されたとき、注文を聞くとき、注文された品をテーブルに置くとき。。。江上君からどうすればいいかと質問され、いくつかの案も提供しました。

 そして1週間を過ぎて、成果が表れたのです。帰えられる時に「ありがとう」と声をかけていただくようになったのです。そこで江上君は「商売は面白いな」と感じたのです。自分のやり方で反応が変わる。それを生で感じることができる。まる
で自分がライブ・ミュージシャンになったような気分がしたのです。

 3週間を過ぎた頃、これまで自分はありがとうと言ってもらうために工夫してきたけれど、そうじゃない、もっとお客様に喜んでいただけることをしたい気持ちになったのです。どうしたら、それができるようになるでしょうか?とメールしてき
てくれました。

 そこで、その気持ちを言葉に置き換えたらどういう言葉になるのか、思いつくままでいいから、言葉にしてみてください。と投げかけました。

 すると「幸せになる空気を生み出してバラマキたい。」と返してきたのです。それは江上君が、99日間プロジェクトの最初の30日の体験で得た「想い」でした。



------------------------------------------------

【 eラーニング ライフスキル講座の特徴 】

ワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニングであること
ご自分のペーズで学んでいただけること
主役はごご自分であること  詳しく

------------------------------------------------

知識を学ぶのではなく、あなたの行動が変わる。いくつもの重要なことを6つのコンテンツに判りやすく盛り込みました。しかも判らないことはすぐに理解できるワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニング。


【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために【アサーティブを学ぶ】

自分を不幸にする「すべてか無か」と「コントロール」

「すべてか無か」と「コントロール」は、ライフスキルの不足から起こる現象です。

主に自己肯定感の低い人が行動を起こすときの行動パターンとして両輪になっていることが多く、いろんな場面で登場しますが、この2つを使えば使うほど、親密な人間関係が作れず、やがては自己破滅に至ります。

「すべてか無か」と「コントロール」、聞きなれない者にはなにか大変なことと思うかも知れませんが、2つの機能の問題解決については、想像するよりは実際には、ずっと簡単です。それには、まず自身にその傾向があることを認識することから始まります。

まず、「すべてか無か」について考えてみましょう。

自分では気がつかないうちにとっている「すべてか無か」という極端から極端にジャンプする感じ方、考え方、行動パターンの根源は、親しみのある愛情を基本とした人間関係を体験していないことに起因します。親密な関係は、いきなり作れるものではなく、安全を確かめながら、一歩、一歩、互いに歩み寄りながら、信頼を積み上げていくものです。通常、親密な人間関係の学習は、家族間で行われます。親密な関係には一貫した愛情表現があり、安全性が脅かされたりせず、その時々の感情で考え、感じ方、態度、表情、行動パターンが変わるものではありません。

「すべてか無か」は、一貫性がなく機能していない家族関係から生じている場合が大半です。機能している家族とは、家族ひとりひとりの人権が尊重され、互いに自立をめざしている一方で、助けが必要な場合にはサポートが受けることができる家族です。

 親密な関係は一貫した愛情表現で育まれます。たとえば昨日、お父さんが抱っこしてくれて、「おまえはいい子だね、かわいいね。元気に大きくなるんだよ」と言ってくれた。 そして今日も同じように、やさしくしてくれた。このように一貫して同じ態度で育んでくれるとゆっくりと認識していくことができます。

 ところが機能していない家族では不幸なことが起こります。昨日は父親が抱っこして「いい子だね・・・」と言ってくれたのに、今日になると「お前は悪い子だ。問題ばかり起こしてひどい子だ」と険しい表情と強い語気で怒る。しかも子供の方では思い当たるような理由もはっきりしないまま、特に酔った挙句の表現なら、子供にはなにが起こったのか分かりません。

 このイエスとノーの極端な違いには中間がありません。 つまり、ここでは、すべて正しいか、あるいは逆に、すべて間違いなのです。しかし実際は、すべて正しいわけでも、すべて間違いなわけでもなく、正しいこともあれば、間違っていることもあるのが現実です。

 ところがこのような体験を繰り返していると、「すべてか無か’という非現実的な感じ方、考え方が常習化してしまうのです。

 たとえば、好きな人ができて、相手も好意的だったとします。そこで相手を信じると、受け入れて欲しくなるのが人の気持ちです。そこで、信頼しているとすべてをさらけ出そうとしますが、まだそこまで親密でない相手は戸惑い閉口して距離をおき、場合によっては去っていきます。すると今度は一切信用せずに分かち合おうとしなくなります。このやり方は、どちらも非現実的なやり方なので健全に機能している人からは遠のく結果になります。このため人間関係の傾向は同種のタイプとの関係に限定的になりがちです。つまり「共依存」に陥りやすいのです。

 「すべてか無か」は、感情処理にも著しい傾向を示します。感情イコール行動イコール結果というように、やはり極端に結果に結びつけてしまいます。この傾向があるため自分の感情を気軽に表現することも、相手からの感情の反応を受け取ることも苦手、あるいは嫌います。 そこでどんな会話をしたらいいのか分からないといった悩みが生じます。

 仮に怒り(感情)が表現されたとします。そこで反射的に恐怖が生じて、続いて暴力(行動)がやってくると想像します。同時に関係性が破綻すると思います。このような体験を繰り返し受けていると相手が感情を表現すると、一足飛びに結論を申し渡されたような気がして、どうしていいのか分からなくなるのです。感情の表現と行動は次元の違うことで同じではありませんが、その判断が出来ないのです。

 感情の表現が結論のように感じると、境界の認識は混沌とするようになります。境界が混沌とするとは、自分の感情と相手の感情が混沌とすることを意味します。誰の感情なのか分からなくなってしまいます。 これは、恥ずかしさの原因になります。なぜなら、相手の感情と思ったことが、実は自分の感情だったとしたら・・・たとえば相手が自分に好意を持っていると感じて甘えた後に、「なぜそんなになれなれしいの」と言われたら赤面してしまいます。

 このような経験をすると、自分を表現することが恐怖になります。先に述べたように、その後、一切信用せずに分かち合おうとしなくなります。

 このように極端から極端へジャンプしてしまうのは、感情を仕分けできないために、自分と他者の間にある境界を越えてしまった自分、あるいは再度、境界を越えてしまうか分からない自分に自信が持てなくなり、他者と距離をおこうとします。

 主体性を持てないこども時代は別として、成人した現在では、相手から好意が示されたら、好意的に感じてくれている部分もあるが、そうでない部分もあって当然だし、自分が相手に持っている好意の強さと相手がこちらに寄せる好意の強さは同じでないと理解できるはずです。つまり全体がグレーであり混沌を受け入れることができるストレス対処スキル(ライフスキルのひとつです)を発揮する、あるいは身につけるようにすることが、自己実現に欠かせない防衛になります。

境界が認識できないとは、自分の感じ方、考えだけに注目しすぎて、相手の感じ方、考えに無頓着ということです。 自分の世界があるように、同じ大きさ、重さで相手にも相手の世界があるのです。親密な関係は混沌を受け入れることからスタートして、主体的に境界をゆるめたり強めたり、言葉、態度、表情を使って、ゆっくりと一歩、一歩、安心を確かめながら育んでいきます。

このような行動は人間関係だけではありません。仕事、勉強でも同じことがいえます。一歩一歩が苦手な人は、グレーを受容し、一歩一歩積み重ねていく根気 が苦手です。

 コントロールできないと不安になる傾向があります、コントロールは主体性を持たないこどもにとって生き抜く知恵であり、スキルです。こどもにとってコントロールできないことはすべてを委ねるしかないので恐怖です。人を信用すればコントロールをゆるめますが、ゆるめるとどのような扱いを受けるかわからない不安を感じるからです。

 成人しても、コントロールは、自分を守るために使っている分、よくないこととは思いにくいのです。
たとえば”相手が自分に好意を持っている”と感じます。自分も相手に好意を持っているとします。感情と行動が一体になってしまう自分は感情表現するのが不安です。そこで次に自分が感情を表現することも、行動しなくてもいいように相手を動かして確認しようとします。自分が傷つかないように思わせぶりな態度や表情、どのようにでも解釈できる言語と非言語的なメッセージで相手が行動するように仕掛けます。

 言い換えると「私にはムリなのです」と「弱者」を御旗にして、自分の思うように相手を動かしてしまえというのが「コントロール」です。

 このような行動パターンは、女性全般にあてはまりますが、身体的に受け身であること、さらに長い間の男尊女卑、つまり弱者にされ続けてきた社会的な風土が影響しています。「弱者の戦術」という点では共通点が発見できますが、ここで問題にしているのは、「すべてか無か」の発想です。
そこで重要なことは、この傾向に気づくことです。それから、敏感過ぎる警戒心を逆に利用して、自分が極端に行動したり、感じたり、考えることに注目して用心するようにするといいのです。



 行き止まりを感じる時、四方八方が強固な壁であるかのように感じた時には、「すべてか無か」に、どっぷりはまっていないか、自問自答するのです。自分自身に話しかけるのです。自分がどうしたいのか、すべてか無だけでなく、他にどのような選択肢があるのか考えるのです。

ゆっくり考えて、ゆっくり進むのです、一歩、一歩、先に進む様にします。いきなり結果を求めずに、なにごとかを成し遂げるときにするように、マイルストーンを使うのです。
 マイルストーンとは、大きな目標を細分化して、いくつもの小さな目標を立てるやり方です。結果にたどり着く行程を作って、ひとつひとつの行程をどのようにクリアしていくか、その計画を用意して、一歩、一歩を確実にクリアするのです。うまくいかない時には、行動の結果を分析して、どうすればいいのかを考えてやり直してみるのです。

 人間関係において親しくなっても、トラブル場合もあります。それでもやり直し、修復するように取り組めば関係はよりよいものにすることができます。自分で乗り越えることができないと感じた時には、アサーティブに、つまり率直、誠実、対等、自己責任を忘れずに、信頼できる人に相談してみるのもいいでしょう。

 とにかくやってみることです。完璧主義は自分を否定的を捉える原因になります。完璧主義は「すべてか無か」の感じ方から生まれています。自分の瑞々しい感覚を再生するために、白か黒か、イエスかノーか、すべてか無かの習慣化した感じ方、考え方を捨て、コントロールを手放すのです。

手放すには勇気がいるでしょう。しかし手放さないと「ライフスキル」は不足のままになります。


きっとあなたを驚かせる「ライフスキル講座」はこちら

eラーニング  ライフスキル講座

http://www.genkipolitan.com/store/e_school/guide_1s.jpg

------------------------------------------------

ライフスキル講座

自分をじぶんの味方にする一年間のeラーニングだからできるパーソナルトレーニングです。

------------------------------------------------

判らなくても、出来なくても、アサーティブに、あなたが主役。あなたの一歩、一歩のアサーティブをeラーニング ライフスキル講座が支えます。かならず変わってもらう。マートワンの意志があなたとタッグを組みます。一緒に集めたあなたのアサーティブが半年後、花開きます。一年後、あなたは第二の成人式を誇りを持って迎えます。

------------------------------------------------

【 ライフスキル講座の目的 】

目的・目標を明確に持っていただき、目的・目標を達成するスキルを内側には育み、達成意欲が高まり、挑戦したいと感じずにはいられない勇気を育みます。
一年間の講座を通して、驚くほど強化したセルフエスティーム(自己肯定感)によって、信頼できる自分を作り、自分の内側から自分を好きになっていただきます。

------------------------------------------------

あんなに悩んだのに、あんなに本を読んだのに、あんなにお金を使ったのに、嘘のようにかんたんに自分が変わる、人生が変わる
eラーニング 自分を好きなる作法 ライフスキル講座は、あなたとタッグを組むのは「本質からぶれない」ためです。
本を読むのはとてもいいこと。人と話すこともいいこと。セミナーを受講するのもいいことです。ただ難点があります。本質が判らないまま本を読んだり、本質が判っていないひとに相談したり、本質が判っていない成功事例を聴いても、本質の到達するのに時間がかかってしまいます。仮説を試すのはいいことだけど、実行→検証→反省の繰り返しは時間がかかります。


大事なことは答えを知ること。そしてもっと大事なことは答えから逆算して、あなたの目的と目標のスケジュール(計画)を作ること。
それ以上に、一番大事なことは、あなたがやりたいことしかしない生活をすることです。
回り道が不必要に時間を奪ってしまうので、いつまでたってもやりたいことしかしない生活に届きません。eラーニング 自分を好きなる作法 ライフスキル講座は、これを一気に短縮、一年間に圧縮。1年後、やりたいことしかしない生活をしているあなたになっていただきます。

------------------------------------------------

【 eラーニング ライフスキル講座の特徴 】

ワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニングであること
ご自分のペーズで学んでいただけること
主役はごご自分であること  詳しく

------------------------------------------------

知識を学ぶのではなく、あなたの行動が変わる。いくつもの重要なことを6つのコンテンツに判りやすく盛り込みました。しかも判らないことはすぐに理解できるワン・トゥ・ワンのパーソナルトレーニング


【アサーティブネス】自分をじぶんの味方にするために【アサーティブを学ぶ】
ゲンキポリタンのじぶんぢから再生プロジェクト